2006-01-17 [長年日記]

Thunderbird 1.5のRFC2231

Thunderbird 1.5からMIMEヘッダのパラメータをエンコードするときにデフォルトでRFC2231を使うようになったようです。ところが、長いパラメータを分割するときの処理がバグっています。割とあちこちで添付ファイル名が化けるといった報告が挙がっているのですが、Thunderbird信仰があるようで、大抵のところで受け側のクライアントがRFC2231に対応していないのが悪いとか言われちゃってます*1

もっとも、RFC2231中に書かれているサンプルがバグっているので、あまりThunderbirdを責めるのもかわいそうかもしれません。具体的には、

Content-Type: application/x-stuff
 title*0*=us-ascii'en'This%20is%20even%20more%20
 title*1*=%2A%2A%2Afun%2A%2A%2A%20
 title*2="isn't it!"

は、パラメータ間をセミコロンで区切らなくてはいけなくて、

Content-Type: application/x-stuff;
 title*0*=us-ascii'en'This%20is%20even%20more%20;
 title*1*=%2A%2A%2Afun%2A%2A%2A%20;
 title*2="isn't it!"

が正しいです。

追記:

*1  確かに対応していないクライアントもあるのですが


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