プロバイダを変えることにしたためメールアドレスが変わることになりました。いい機会なので、snak.orgのメールアドレスを使うことにして、さらにPOP3だと同期が面倒なので自宅のIMAP4サーバを使うことにしました。そのサーバでfetchmailをデーモンモードで動かして対応するローカルユーザに配信します*1。本当はローカルユーザではなくてPostfixのバーチャルドメインのユーザを使おうと思っていたのですが、いまいちPostfixのバーチャルドメインがうまく動かないので挫折しました*2。
ひとつだけfetchmailではまったのは、UIDLの保存関係です。手動で動かした場合には、~/.fetchidsにUIDLを保存してくれるのですが、/etc/init.d/fetchmailからデーモンモードで動かした場合には、/var/mail/.fetchmail-UIDL-cacheというファイルを使うようになっています。ところがデフォルトだと、fetchmailユーザで動くようになっているため、このファイルに書き込めません。仕方がないので、/etc/default/fetchmailのRUNASROOTをtrueにしてrootで動作させるようにしました(微妙にいまいち)。
後は、IMAP4サーバにSSL経由でアクセスするようにメーラを設定して終わりかと思ったのですが、送信に問題がありました。送信するのに自宅のSMTPサーバをSMTP認証で使っても良いのですが、逆引きできないので相手のSMTPサーバによっては接続を拒否される場合がありそうです。そこでプロバイダのSMTPサーバをPOP before SMTPで使うことにしました。ところがQMAILでは、POP before SMTPをするときに受信サーバとして指定したサーバを使うことしかできないため、POP before SMTPの時だけ別のPOP3サーバにログインすることができません。
というわけで、QMAIL3のPOP before SMTP周りは、受信サーバとは別のサーバも使えるように変更する予定です。作者の特権ですね^^;。
いくつかのアカウントをオンラインで使おうとすると、/etc/courier/imapdのMAXPERIPを増やしておかないとすぐに接続できなくなってしまいますね。