2004-01-29 [長年日記]

[Q3] S/MIMEの使い方

Q3:S/MIMEの使い方を書いてみました。

Windows XPでFontLink

ここを見るとWindows XPでもFontLinkが使えるということがわかったので試しにレジストリを見てみると、Lucida Sans Unicodeもここで設定されていたんですね。

せっかくなので固定ピッチフォントもいい組み合わせがないかと思っていくつか試してみましたが、どうも日本語のフォントの太さが影響を受けてしまったりしていまいちですね。

FontLinkとGetTextExtentPoint32W

試しにLucida ConsoleにMS ゴシックをくっつけたフォントをQMAILのプレビューに設定してみたところ、どうも横幅があいません。調べてみたところ、その状態でGetTextExtentPoint32Wを呼ぶといくつかの文字(たとえば、!→■など)の幅が半分になって返ってくるようです。ちなみに、GetTextExtentPoint32Aを使うと正しい幅が返ってきます。

FontLinkとGetTextExtentPoint32W (2)

どうやら、Lucida Consoleにはこの辺の文字がもともと含まれているのが原因のようです。たとえば、→はコードポイントで0x2192ですがLucida Consoleに含まれているのでこちらの幅が返されているということのようです。

GetTextExtentPoint32AだとMS ゴシック側の幅が返されるのは、UnicodeからShift_JISに変換をした際のマップ先の文字がLucida Console側に含まれていないためなのでしょう。

Windows CEのFontLinkのようにSkipTableが指定できると良いのですが、その機能はないようなので仕方ないですね。


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