2004-03-30 [長年日記]

coLinux (2)

大反響の?*1coLinuxですが、試しに入れてみました。参考にさせてもらったのは、

などなど。

インストーラが付いているので、普通にインストールするとWindows側のネットワークドライバなども入れてくれて楽々です。ただし、そのままだとホスト側のPCとしか繋がらないので、ホスト側の外と繋がっているインターフェイスでネット接続共有を有効にしておきます(ルータ化したほうが後々楽かも)。インストールしたら、default.colinux.xmlの中のパスを編集して、colinux-daemon.exeで起動します。起動したら、/etc/network/interfacesを編集してIPアドレスなどを設定します。

auto lo eth0
iface lo inet loopback
iface eth0 inet static
  address 192.168.0.2
  gateway 192.168.0.1
  netmask 255.255.255.0
  broadcast 192.168.0.255

さらに、/etc/resolv.confを編集してDNSサーバのIPアドレスを設定したら、

/etc/init.d/networking restart

でネットワークを再起動します。

あとは、aptでシステムをアップデートして、sshを入れてsshdをスタートさせればホスト側からsshで繋げられます。

colinux-daemon.exeを起動したときに表示されるコンソールでキャレットが表示されないので、ファイルを編集するのがちと大変でしたが、sshが繋がってしまえば後は普通に使えました。ちなみに、そのコンソールを終了させて、colinux-console-nt.exeを使うと幸せな感じです。

追記:

colinux-daemon -t nt

とやって起動すると、NTのコンソールが起動されます。コンソールが要らなければ、

colinux-daemon -d

ですね。

coLinux (3)

ネットワーク共有をしたりルータ化するよりもブリッジにしてしまった方が面倒がなさそうです。Windows側のTAPインターフェイスとLAN側のインターフェイスをWindows XPのブリッジ接続で繋いで、coLinux側にサブネット内の空いているIPアドレスを設定したところうまくいったようです。

coLinux (4)

DHCPでも問題ないようです。apt-get install pumpでpumpをインストールして、/etc/network/interfacesを以下のようにします。

auto lo eth0
iface lo inet loopback
iface eth0 inet dhcp

ついでに、/etc/hostsに以下も記述。

127.0.0.1 localhost.localdomain localhost

coLinux (5)

デフォルトだとタイムゾーンなどがおかしいので、/etc/default/rcSのUTC=yesをUTC=noに変更し(ハードウェアクロックがローカルタイムの場合)、以下のようにしてタイムゾーンを指定します。

# cd /etc
# rm localtime
# ln -s /usr/share/zoneinfo/Japan localtime

追記: tzconfigで設定できるようです。

coLinux (6)

スワップパーティションの作り方。

まず、ホスト側のcygwinで以下のようにしてファイルを作成します。

dd if=/dev/zero of=swap.img bs=1M count=128

default.colinux.xmlを編集してブロックデバイスとして登録します。

<block_device index="1" path="\DosDevices\d:\colinux\swap.img" enabled="true">
</block_device>

coLinuxをブートして、スワップとして認識させます。

# mkswap /dev/cobd1
# swapon /dev/cobd1

後は、/etc/fstabを編集しておきます。

/dev/cobd1 none swap defaults 0 0

*1  自宅サーバ話が盛り上がっているだけという話も^^;

[]