2004-08-03 [長年日記]

Gmail (2)

評判が良いらしいConversasion機能について。

以前から自分がメールを送るときにはBccで自分宛に送って、相手からのメールと一緒にスレッドとして扱っていたので、あまり目新しさは感じませんでした。逆にこの機能の評判がいいということは、自分の書いたメールと人からもらったメールを別に扱っていた人が多いということなんでしょう。

  • Webメールという、送信メールも受信メールもサーバ上に当たり前にある環境
  • スレッドではなくConversasionとして見せるうまさ
  • Googleのブランド

がそろって初めて受け入れられるような気がします*1

ただ、

  • 間違ったメールをひとつのConversasionに入れてしまうのがあまりにも多い
  • MLのように複雑な木構造になると追跡しにくい

という問題もあります。

Webアプリケーションの場合、リストに大量のアイテムを入れることは現実的ではないので(Gmailでも最大100 Conversasionまで)、メッセージのリストよりもConversasionのリストの方が数を稼げるという点ではうまくWebアプリケーションの特性にマッチしていると感じられます。

また、日付でソートされたときにはConversasion内の最新のメッセージの日付でソートされるのも良い感じです*2

Conversasionをまとめて一画面で表示するのも、メッセージをナビゲートするのが比較的面倒なWebアプリケーションにマッチしたインターフェイスだと思えます。逆に通常のクライアントアプリケーションだと(印刷時以外には)あまりメリットを感じないかもしれません。

*1  某メーラのようにこっそりBccに自分のアドレスを入れておくと、送ったメールがInboxに入るんですけど、という苦情ばかりが来てしまうのです^^;

*2  スレッドフローティング型の掲示板みたいな感じですね

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