S/MIMEやPGPの検証の結果をもう少しわかりやすく表示するための仕組みを考えていて、結果の受け渡しの方法としてヘッダに値を入れようと思っていたのですが、セキュリティ上の理由からヘッダとは別にパラメータというものを用意しました。
たとえば、今でも署名したメールアドレスなどはX-QMAIL-SignedByというヘッダを使用しています。これは内部的に設定されるヘッダなのですが、外部から取り込んだメールにこのヘッダが付いているとユーザをだますことが可能になってしまいます。一応、外部からの取り込み時には取り除くのですが、この手のヘッダが増えてくると処理するパスによっては取り除くのを忘れる可能性もあります*1。
今回用意したパラメータは外部から設定することができないので、上のような問題が生じません。パラメータにはマクロから
String @Param(String)
でアクセスできます第一引数がパラメータ名で値が戻り値になります。今のところ定義されているパラメータ名は、SignedByとVerificationです。
*1 というか既にそんなパスがあった