2005-04-07 [長年日記]

[Q3] 国際化

QMAIL3は文字コードの扱いを一部を除いてUnicodeで行っているので、なんとなく国際化されています。ところが実際には英語と日本語の事しか考えていないので細かいところでぼろが出ます^^;。ワードラップがロシア語で正しく働かないというのもその一例です。そもそもUnicodeの規格表を眺めてもどのあたりがスペースで区切って単語を表現する言語なのかという知識がないのでお手上げです。とりあえず、Cyrillicの上限までをそのように扱うように変更してみました。

というような事を考えながら、ここを読んでいたらヨーロッパ圏ではcollationが重視されるという話が出ていました。確かに、ダイアクリティカルマーク付きの文字がzの後ろにソートされていると気になるでしょう。例えば、今はアドレス帳やリストビューのソートではCロケールでwcscmpなどを使って比較していますが、setlocale*1するかCompareStringを使うなりしてロケールに応じたソートをするようにした方が良さそうです。

Windows Internals, 4th Edition

久しぶりにSysinternalsを見たら、Windows Internalsという本が出ていました。系譜としては昔懐かしいInside Windows NTの最新版ということなのでしょうか。

*1  プロセス全体に影響する上にWindows CEのCランタイムには存在しないのでちょっと問題あり

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