2005-07-26 [長年日記]

[Q3] x64対応コードをマージ

2.9.16も出したので、x64対応コードをマージしました。他のフラットフォームには影響ないはずですが、何かしくじっていておかしくなっているかもしれません。

[Q3] OpenSSL 0.9.8のバイナリ

今日のNightly Buildから0.9.8を使うようになったのでダウンロードできるようにしました。

[Q3] x64対応コードをマージ (2)

と思ったら、軒並みビルドに失敗していました。

[Q3] HPC Pro版が壊れています

2.9.16のスナップショットのHPC Pro版が壊れています。しばらく前のNightly Buildから壊れていたようです。このまま誰にも指摘されなかったらHPC Pro版のサポートはやめてしまうというのもありかもしれません。元々スペック的にもつらいところがあると思いますし。

sasl2

なぜビルドがエラーになっているのに気づかなかったのかというと、ビルドエラーを通知するメールが送られなかったからなのでした。sargeにアップデートしたときから、SMTP認証でLOGINが使えなくなっていたようです。サーバのログには、

SASL authentication problem: unknown password verifier

と出ていました。/etc/postfix/sasl/smtpd.confのpwcheck_methodはsaslの時にはsasldbと指定していましたが、sasl2ではauxpropと指定しなくてはいけなかったようです。

pwcheck_method: auxprop

CRAM-MD5だと認証できていたのが謎です。

Profile-Guided Optimization

Platform SDKに入っているAMD64用のコンパイラは、実行時に計測した結果を元に最適化する機能が入っています。

手順としては、

  1. /GLをつけてコンパイルし、/LTCG:PGINSTRUMENTをつけてリンクする
  2. POGORT80.DLLをターゲットPCにコピーする
  3. ターゲットPC上で実行すると、実行する度にpgcファイルができるのでビルドしたディレクトリにコピーする
  4. /LTCG:PGOPTIMIZEをつけてリンクしなおす

こうすると、必要に応じてリンカがコンパイラを呼び出して最適化しなおしてくれます。

betaは持っているものの入れていないのですが、VC8のコンパイラはx86版もこの機能が入っているんでしょうか。

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