2007-04-20 [長年日記]

サーバ引越し (2)

qs-mlも引っ越しました。

fmlからmailmanに移行するときには、mailmanの設定した後で、fmlのスプールをmboxに変換してからアーカイブを生成します。fmlのスプールをmboxに変換するには、nmhのpackfが使えます*1。~/Mail/inboxにスプールのメールを全て入れて、peekfすればmbox形式のファイルができるので、これをmailmanのスプール(/var/lib/mailman/archives/private/mlname.mbox/mlname.mbox)に移動します。オーナーとパーミッションの設定も忘れずに。後は、

/var/lib/mailman/bin/arch --wipe mlname

で、HTMLのアーカイブが更新できます。

シーケンス番号を更新するには、

/var/lib/mailman/bin/withlist mlname

としてmailman用のコンソールを起動して、

m.Lock()
m.post_id = 12345
m.Save()

とすればOKです。次にポストしたメールの番号が12345になります。

*1  debianだとnmhパッケージを入れて、/usr/bin/mh/install-mhをしてから、/usr/bin/mh/packfを使います

PostfixでスマートホストにリレーするときにSMTP認証を使う

/etc/postfix/main.cfに以下を追加します。

relayhost = mail.example.com
smtp_sasl_auth_enable = yes
smtp_sasl_password_maps = hash:/etc/postfix/sasl/client_password

/etc/postfix/sasl/client_passwordをこんな感じで作成します。

mail.example.com username:password

mail.example.comはリレー先のSMTPサーバのホスト名です。

これを、

sudo postmap /etc/postfix/sasl/client_password

として、client_password.dbを作成します。後は、Postfixを再起動します。

Postfix+SMTP-AUTHでメールをプロバイダに中継が参考になります。


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