2006-06-19 [長年日記]

[Q3] アクティブ振り分け (2)

一通り実装したのでtrunkにマージしました。振り分けルールの設定で「手動」「自動」に加えて「アクティブ」が選べるようになっています。フォルダにアクティブなルールを設定すると、そのフォルダにメッセージが追加されたときに自動的にそのルールが適用されます。ルールは再帰的に適用されるため、ループするようなルールを設定すると止まらなくなりますので注意が必要です。

受信時は今までどおり自動ルールが使われます。このときにはアクティブルールは使われません。ただし、自動振り分けで振り分けた先のフォルダにアクティブルールが設定されていると、そちらは実行されます。

一部のケース(たとえば移動したメッセージをUndoで戻すときなど)ではアクティブルールは働きません。また、アクティブルールで振り分けられるとUndoが効かなくなります。

IMAP4アカウントでリモートフォルダにメッセージを追加・移動した場合にはアクティブルールは使われません。これは、リモートフォルダでは追加・移動したタイミングではサーバ上でメッセージを追加するのみでローカルには追加されないためです。IMAP4では各フォルダを同期するときに自動ルールが実行されますのでそちらを使用してください。

たとえば、POP3アカウントでローカルで削除したメッセージをサーバからも削除したい場合には、ゴミ箱にアクティブルールを設定して削除済みフラグを立てるようにすると、次回同期するときにサーバからも削除される、といったような使い方が考えられます。


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